なるほど 医療保険 ライフネット生命「じぶんへの保険3」 

今日のなるほどは…

ライフネット生命「じぶんへの保険3」

を解説していきます!!



※読み終わるまでの目安は5分です。


それではどうぞ♪( ´▽`)

1.評価★★★☆☆

ご存知の方も多いライフネット生命ですが、CMなどでも取り上げられるのは「死亡保険」ばかりですよね

医療保険やがん保険も販売していて、就業不能保険に至っては日本国内で初めて販売した会社でもあります。

そこで今回は医療保険についてご紹介していきます!

実はライフネット生命の医療保険は

「悪くない!とっかかりとしては良い!」

といった感じなので、比較しながら見ていきましょう。

2.おすすめポイント

①がんの一時金の保障が1年に1回、2回目以降は治療したら給付

医療保険を選ぶうえで、まず注目したいところが、がん関係の特約です。

というのも「入院したら〇〇円支払い」という主契約の部分は保険会社ごとに違いはありませんからね。

そこで、今回のライフネット生命の医療保険の特約「がん治療給付金」はまとまった一時金を受け取れる保障ですが、

初回は「がんと診断されたら」

2回目以降は「がんの3大治療(手術・放射線・抗がん剤)をしたら」

になります。

他社とどう違うかというと、他社の場合2回目以降は

「治療目的で入院をしたら」

という会社がほとんどです。

では、どっちがいいの?と思われると思いますが、私は「3大治療をしたら」の方がいいと思います。

手術や放射線は入院するかもしれませんが、抗がん剤治療を続けている場合、入院する可能性というのはそんなに高くないです。

お薬を処方してもらうだけだったり、点滴や注射で終わったり。

そして3大治療のうち、手術と放射線治療については初期のがんの病巣を取り除く段階で選択される治療方針。

抗がん剤は先ほどの治療をしたのちに残ったがん細胞を攻撃するため、転移しないため、再発しないために長い期間にわたって継続的に行われます。

つまり、1年経過後も受け取りやすいのは「3大治療をしたら」です。

ライフネット生命以外にも3大治療を2回目以降の受け取り要件としている会社にメットライフ生命という会社があります。(名前が似ててよく間違えられます)

後ほど比較してみましょう!

②試算が本当に「10秒」

試算のしやすさは確かに他社と比べても良く考えられていると思います。

特約など付けたり外したりする「自在性」のようなものをあえて捨てて

「おすすめコース」「エコノミーコース」という二つのコースを用意してどちらかを選ばせる方法をとっています。

いろいろ考えて細かく調整したい人もいれば、ざっくり簡単に決めたい人もいますので、その点では後者のニーズをよく掴んでいる方法だなと思います。

3.ざんねんポイント

①がん治療給付金が「上皮内がん対象外」かつ「5回まで」

2回目以降の受け取りやすさはおすすめポイントなのですが、肝心な保障の範囲が、「上皮内がん」を含みません。

女性特有のがんに多い上皮内がんです。

確かに軽度のがんなので、手術で取り除けばほとんどの場合で治ると言われています。

ただ、最近の生命保険協会に寄せられる苦情で多いのが、この

「がんと言われたのに給付金が支払われなかった」

というもの。

患者さんには「がんだけど、軽度だから手術で治るよ」としか医師からは言われません。

そして「がん」と言われて請求したのに「支払い対象外」と保険会社から言われたら、ショックですよね?

やはり、上皮内がんも悪性がんも区別なく、同額が支払われる保険がいいと思います。

②5日以内の入院なら5日分の先払い

日帰り入院などが増えてきている中で、

「入院1日目からどれだけ保障できるか」

というのも医療保険を選ぶうえではとても大事になってきます。

その点では、

ライフネット生命やアフラックのように「5日分を先払い」タイプ

メットライフ生命や三井住友海上あいおい生命のように「10日分を先払い」タイプ

メディケア生命やはなさく生命のように「日額とは別に一時金支払い」タイプ

の3パターンがあります。

比較してみましょう。

日額は5000円で、一時金を5万円で設定します。

入院日数5日分先払い10日分先払い日額+一時金
日帰り2.5万円5万円5.5万円
2日2.5万円5万円6万円
5日2.5万円5万円7.5万円
6日3万円5万円8万円
10日5万円5万円10万円
11日5.5万円5.5万円10.5万円
20日10万円10万円15万円

うえでご覧いただくと分かる通り、日帰り入院に手厚いのは「日額+一時金タイプ」ですね。

また、それ以外の入院が長くなった場合を考慮しても「日額+一時金タイプ」が受け取れる給付金が多いです。

では、ライフネット生命の「5日分先払いタイプ」と「日額+一時金タイプ」で保険料を比較してみましょう。

30歳 男性 終身払い 日額5000円 エコノミーコース

ライフネット生命:1578円/月

30歳 男性 終身払い 日額5000円+一時金5万円 手術Ⅰ型

メディケア生命:1405円/月

多く受け取れる方が保険料が安くなりました。笑

これだから、保険選びは奥が深いんですねえ。

4.こんな人におすすめ

「いろいろ悩むのは面倒!とにかくネットでさくっと決めたい!」

という方におすすめです。

というのも、いろいろ比較したらもっと保障も手厚くて保険料もお手頃な会社というのはあるんですが、そこを「手間」だと考えられる方は良いと思います。

ライフネット生命の医療保険も保障がダメダメというわけでは全然ないですからね!

5.まとめ

ここでもう一個比較をさせてくださいね。

ライフネット生命、メットライフ生命、メディケア生命で比較してみます。

ライフネットメットライフメディケア
日額5000円
(5日分)
5000円
(10日分)
5000円
入院無制限3大疾病8大疾病8大疾病
入院一時金なしなし5万円
先進医療ありありあり
手術入院中:5万円
外来:2.5万円
入院中:10万円
外来:2.5万円
入院中:5万円
外来:2.5万円
がん給付金50万円
1年に1回
上皮内がん含まず
なしなし
3大疾病一時金なし50万円
悪性がん、心疾患、脳血管疾患
1年に1回
上皮内がんは25万円
50万円
がん、心疾患、脳血管疾患
1年に1回
上皮内がん同額
保険料3079円3197円2805円
30歳 男性 終身払いで比較

ライフネット生命と他社を比較してみていかがでしたか?

ライフネットはがんのみの一時金の保障

その他はがんも含めた3大疾病に対する一時金の保障がついて、保険料がさほど変わらないか、ちょっと安いです。

皆さんはこの比較をご覧になってどう感じましたか?

これはライフネットが残念だということを言いたいのではなくて、

保険会社ごとに「得意不得意」というものがあるんです。

ライフネット生命は言わずと知れた、「死亡保障」に力を入れている会社で、保険料でも競争力あります。

ただ、その分医療保険は少し「苦手」なのかもしれませんね?

他社よりもちょっと見劣りしてしまいます。

なので、保険を選ぶ時には「保障ごとに得意な会社を寄せ集める」と一番安くて一番保障も手厚いオーダーメイドの保障が出来上がりますよ!

一つの保険会社でまとめることがあまりメリットではないかもしれないですね。

皆さんからのご意見ご感想をお待ちしてます。

オーダーメイドを作って欲しい等方は以下のプロに聞いてみてもいいかもしれません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です