今日のなるほどは…
オリックス生命 「Cure Support Plus キュア・サポート・プラス」
を解説していきます!!
※読み終わるまでの目安は5分です。
- 評価★★★☆☆
- おすすめポイント
- ざんねんポイント
- こんな人におすすめ
- まとめ
それではどうぞ♪( ´▽`)
1.評価★★★☆☆
今回は「緩和型」医療保険のご紹介です。
「緩和型」というのは、よく「持病があっても入れる」という触れ込みで販売されていますね。
でも、「持病があっても」通常の医療保険に加入することはできます。
今お持ちの持病がどのようなご病気なのかによって、引き受けできるかできないかが違ってきます。
例えば、高血圧症で薬の服薬を続けている場合
病院に通院し、治療をしているので、「持病がある方向けの緩和型医療保険」を選んでしまいそうですが、一般的には服薬により数値が安定していれば、通常の医療保険に加入することもできます。
なので、「緩和型医療保険」というのは「持病があっても入れる」というよりは単に「告知が少ない」保険という認識でいいと思います。
※「告知」についてはこちら
「告知が少なくてめんどくさくないなら緩和型でいいじゃん」と思うかもしれませんが、
緩和型医療保険は通常の医療保険と比べて保険料が高く設定されていますので、せっかく通常の医療保険を検討できるのに、告知の手間を省くために緩和型にするのはもったいないですよ。
それでは、オリックス生命の告知を見てみましょう。
1、最近3か月以内に、医師から入院・手術・検査のいずれかをすすめられたことがありますか。
2、過去2年以内に、病気やケガで入院をしたこと、または手術をうけたことがありますか。
3、過去5年以内に、がんまたは上皮内新生物・肝硬変・統合失調症・認知症・アルコール依存症で、医師の診察・検査・治療・投薬のいずれかをうけたことがありますか。
これら全ての項目で「いいえ」になる方はお申し込みいただけます!
※一つでも該当する方はお申し込みいただけません。
※告知の用語説明などは実際に告知書をご覧ください。
2.おすすめポイント
①「引受基準緩和型がん一時金」が上皮内がんも同額保障+1年に1回無制限給付
通常の医療保険やがん保険に一切劣らない、素晴らしい保障を準備してくれています。
がんと診断されたら、一時金を受け取り
2年目以降はがんの治療目的で入院したら、また一時金が受け取れます。
こちらの緩和型医療保険は文字通り「医療保険」なので、「全ての病気、怪我」に対する保障が主契約になるのですが、
がんの保障を充実させる目的で、この特約目当てで加入するのもアリだと思います。
「がん保険を申し込んでみたけど、告知上加入できなかった。」という方は
一度、オリックス生命の上記の告知を確認してもらって、もしも全て「いいえ」であれば加入できますよ!
がんの治療費を備えるための王道、診断一時金を緩和型の医療保険でも用意しよう!と開発したオリックス生命はとてもよくニーズを捉えていると思います。
②重度三疾病でも一時金を保障
先程のがんに加えて、急性心筋梗塞、脳卒中に対しても一時金で備えることができます。
しかも、支払い要件がとても良心的。
がんは、先程の①と一緒
急性心筋梗塞、脳卒中は「入院を開始したら」ですので、「日帰り入院」でもOKです。
ちなみに2年目以降も同じ要件です。
「私も3大疾病の保障は既に入ってるよ!」という方は「支払い要件」をチェックしてみてください。
もしも、「60日以上の労働制限」であったり、「60日以上の後遺障害が継続」となっていた場合、先程のオリックス生命の要件と比較して、どちらが受け取りやすいかは…一目瞭然ですね!
③死亡保障として終身保険を付加できる
緩和型の医療保険に加入される方の中にはご高齢の方も多くいらっしゃるのが現状です。
オリックス生命も「満85歳まで入れる医療保険」とCMやっていますからね。
ご高齢の方が、
医療保険はA社
終身保険はB社
と保険会社を分けてお持ちいただくことも、もちろん大事なことなのですが、
この緩和型医療保険に特約として一緒にお持ちいただけると、もしもの万が一を考えて、ご親族の方も管理の手間が省けます。
保障内容が良いというよりは、管理のしやすさであったり、選択肢が増えるという点で評価できます。
3.ざんねんポイント
①告知が「ノックアウト」式
どういうことかというと、
「すべてがいいえ」だったら加入できる→「一つでも該当すれば加入できない」
ということです。
「1年前に骨折で手術しました」→加入できません。
「先月健康診断を受診して再検査の指摘」→加入できません。
などなど
「ノックアウト」式は「わかりやすい」のがメリットなんですが、
上のような「大事ではない」場合も加入を断られます。
なので、「通常の医療保険で断られてしまうような持病をお持ちの方が、たまたま2年以内に骨折で入院した」という場合でも、本来は持病に対して備えたいのに、骨折のせいで加入ができないことになります。
やはり、「はい」に該当する方でも、詳細について告知できるようにしてもらえたらいいのかなと思います。
②日額給付金と一時金の保障額が連動
重度三疾病一時金とがん診断一時金の保障額は
最低10万円から最大は日額の100倍までとなっています。
なので、入院日額の保障を10000円で設定した方は、一時金10〜100万円まで
5000円で設定した方は一時金10〜50万円までになります。
なんのために制限を設けるのか、理由がわからないんですよ。
「入院は5000円でいいけど、一時金は100万円にしようかな!」→設定できません。
今や、入院日額の重要性が薄れてきて、日額を10000円で保障する方はかなり減ってきている中で、このような制限はナンセンスですね。
「日額5000円+入院一時金10万円」で備えた場合でも診断一時金は50万円までです。
※入院一時金とは「全ての病気、怪我」で入院した際には日額とは別に一時金を支払うというものです。短期化している入院日数に備えるための大事な保障で、多くの方が選ばれる保障です。医療保険の考え方は後日別記事で投稿します。
保障内容はせっかく充実しているのに、この制限のせいで、選ばれないお客さまも多くいらっしゃるように思いますが…。
4.こんな人におすすめ
まずは保険の加入で断られてしまっている方。
緩和型医療保険は「心配が身近にある方」への保障です。
ぜひ告知を確認して、検討してみるといいと思います。
また、こちらの商品はなんと言っても他の保険会社の緩和型医療保険と比べて、がんが充実していますので、医療保険と合わせて、がんにもしっかり備えておこうという方にはおすすめです。
※ただし、一般的にがん保険は「がんのリスクがあるかどうか」という告知になりますので、医療保険は加入が難しくても、がん保険は加入できるという場合があり、保険料を抑えられる可能性があります。
5.まとめ
オリックス生命のキュア・サポート・プラスを紹介して来ました。
保障の内容は比較的良い保険だと思うのですが、
やはり、告知が加入したい方を拾い切れてないという点が問題かなあと思います。
私のようにたくさんの商品を知っていればいいのですが、一般的な保険について知識のない方が
「CMで有名だから調べてみよう!」
ということで、オリックス生命を調べたとして、
「持病がある方でも入れる」→良さそう!
「告知が少ない」→良さそう!!
「告知で”はい”に該当してしまう=加入できない」→相当がっかり。。。
「やっぱり、保険は入れないんだあ」→諦めてしまう。
となりませんか?
安心してください。緩和型の医療保険もたくさんありますよ!
がんで闘病中の方も加入できる保険があるくらいです!
早急に記事を充実させていきますのでよろしくお願いします。
皆さんからのご意見ご感想をお待ちしております。