もくじ
今日のなるほどは、いつもと違って
いま人気の保険ショップ・乗合代理店とは?利用してもいいのだろうか?
についてお伝えしていきます!
※読み終わるまでの目安は5分です。
それではどうぞ♪( ´▽`)
1.保険ショップってなに??
「ほけんの窓口」とか「マネードクター」とかよくCMを見るけど、あれって一体なに??
と疑問に思われるのかたも多いのではないでしょうか?
いわゆる、「乗合代理店」と言って、1社専属の保険代理店ではなく、複数社の保険の取り扱いをしている保険代理店です。
あくまで「代理店」ですので、保険会社に所属する営業マンではありません。
お客さま側からすると保険会社の営業マンから加入するのと、乗合代理店から加入するのとではどんなメリット・デメリットがあるでしょうか。
乗合代理店を利用するメリットは、
メリ①たくさんの保険会社から選ぶことができる
例えば医療保険を選ぶにしても、同じ保障でも保険会社が違うだけで、保険料が全然違ったりします。
保険会社によっては「力を入れている分野」というものがあって、
「うちは医療保険はどこよりも負けないけど、死亡保険はちょっとあんまり…。」
というA保険会社と、
「うちは死亡保険はどこよりも負けないけど、医療保険はちょっとあんまり…。」
というB保険会社があるとしたら、
A保険会社で医療保険も死亡保険もまとめてしまうよりは、
A保険会社で医療保険に加入して、B保険会社で死亡保険に加入すれば、一人一人のオーダーメイドの自分だけのプランが出来上がります。
一つの会社にまとめて加入するのもアリですが、分けてあげることで、保険料の節約にもなります。
メリ②何度相談しても「相談料は無料」
ほとんどの乗合代理店は「相談料が無料」です。
「タダほど怖いものはない」
と言われますが、カラクリとしては、保険を契約してもらったら、保険会社から「代理店手数料」がその代理店に振り込まれます。
つまり、「無料で相談しに来てくれた人が、保険に加入してくれなかったら、儲けはゼロ」なわけです。
もちろん、相談したからと言って加入しなければいけないわけでは決してないですよ。
ほとんどの乗合代理店はいわゆる「来店型」というスタイルをとっているのがほとんどですので、
「なーんか、話をしていたら、売り付けられてる感じがするなあ」
と思ったら、次からはすっぽかせば良いだけです!!笑
ちなみに、乗合代理店から保険に加入しても、インターネットで加入しても、保険会社の営業マンから加入しても、どこから加入しても保障も保険料も変わりませんので、ご安心を。
では、次デメリットです。
デメ①見たい聞きたいことが知れないかも
これはどういうことかというと、
先ほどもお伝えしたように、乗合代理店は保険会社からの「代理店手数料」で成り立っています。
するとなにが起こってくるかというと、
「手数料の高い保険会社の商品を売ろう」
となってしまうことも少なくありません。
せっかくたくさんの保険会社を比較して、どこが自分にとって一番メリットのある保険なのかを探す事ができるというのが、乗合代理店の良さなのですが、
乗合代理店も一つの「会社」です。
少しでも収益が高い商品を選んでもらおうとしてしまうのです。
すると、お客さまとしては
「医療保険はA社しか見せてもらってない。がん保険はB社、死亡保障はC社。それ以外の会社はどうなってるんだろう?」
と、いつの間にか、検討している保険に対してそれぞれ1社ずつしか見せてもらってない!なんてことはよくあります。
デメ②担当者によって知識量などに差がある
これは乗合代理店ならではの悩みです。
というのも、保険会社専属の営業マンであれば、「自分たちの商品のことを知っていればOK」に対して、乗合代理店の場合だとそれが「取り扱っている保険会社の数だけ知っていないとダメ」なので、レベルは相当高いです。
その点もあってか、向上心が無かったり、新しい情報をアップデートしようとしない人は乗合代理店で保険をご案内しておきながら、「自分の得意な保険会社の商品しか売らない」ということをする人がいます。
そんな人にたまたま担当となってしまっては最悪です。
加入する保険は席について話が始まった時点で既に決まってしまっているようなものなんです。
2.乗合代理店を利用する上での注意
今や、乗合代理店の代理店数もかなりの数増えてきました。
「ほけんの窓口、保険クリニック、ほけんの110番、ほけんのぜんぶ、保険見直し本舗…」
どれもこれも似たような名前ばかり。笑
じゃあ、どこを選んだらいいのだろうか!?
そう迷われる方に選び方をお伝えします。
①会社の業績はどうか?
乗合代理店は常に、
「会社の収益を上げたい」と「比較推奨販売(手数料にとらわれず、お客さまにとっていいものを提案すること)を徹底したい」
という板挟みの状態です。
だとすると、その乗合代理店が儲かってるかどうかが重要だったりします。
少し手間かも知れませんが、自宅近くの乗合代理店をお調べになった後に、「契約者数がどれくらい増加したか」をHPなどで調べてみると良いと思います。
契約者数の増加は収益の増加に直結していますので、調べてみましょう!
ちなみに2019年オリコン顧客満足度ランキングによると
1位:ほけんの窓口
2位:保険クリニック
3位:みつばちほけん
となっていますので、参考までに。
②担当者の話は「わかりやすく、親身か」
会社の業績を調べて、いざ予約してご相談スタート!
となった目の前の人は信頼できそうですか?
これは人それぞれ「直感」のようなものを頼ってもいいと思います。
保険の相談にかかわらず、人付き合いは「直感」で「いい」「悪い」は判断しますよね。
まずは「人柄」を見てください。
私も保険をご案内する立場ですが、「いかにお客さまと価値観を共有できるか」ということがとても大事だったりします。
その点で、「親身に優しい人」かどうかというのは「自分ごととして考えてくれているかどうか」という大事な物差しになったりします。
「直感」をクリアできた担当者は次に「営業をしていないかどうか」を見てみましょう。
具体的には「紹介してくれる商品がどういう理由でおすすめなのか」ということをはっきり教えてくれるかどうかです。
確認の仕方としては、
紹介された商品と同内容の他社の商品についてもしっかり見せてくれるか。
お客さまの側から指定した保険会社の試算を快くやってくれるか。
という2点を確認してみましょう!
3.取扱保険会社が多い会社を選ぼう
乗合代理店の一番のメリットは、
「たくさんの会社から選べる」
といったところでしょう。
ただ、乗合代理店の中でも取り扱いできる保険会社の数には差があります。
全国展開している乗合代理店は40社以上の取り扱いがあるのに対して、
地場の地元密着の乗合代理店は10社前後のみの取り扱いという会社もかなりあります。
私の体験談ですが、
地場の乗合代理店を利用したお客さまが、
「入れる保険はないと言われたんですが、本当ですか?」
と来店されました。
聞くところによると、がんを経験されていて、少なくてもいいから治療費に備えたいとのこと。
結局、ご案内した保険は「朝日生命 スマイルメディカルスーパー ワイド」という緩和型医療保険です。
お客さまは「入れる保険があった、ありがとう」と感動していました。
取り扱いの保険会社が多いということは、保険料や保障の比較がたっぷりできることもそうですが、「保険に加入できるかどうか」という点でも選択肢が増えます。
保険会社ごとに引き受けしてもいい健康状態というのは違ってきます。
一度、乗合代理店を利用してみたものの、
「加入できる保険会社はない」
と言われてしまった方は「取り扱っている保険会社が多い乗合代理店」を選んで、利用してみるといいと思います。
4.乗合代理店で働く人
乗合代理店の中でも形態は大きく分けて2つあります。
一つはその会社での「会社員」として営業する人
もう一つは個人事業主としてその会社に「登録」して営業する人
どちらもほとんど同じですが、給与形態に違いがあります。
固定給+インセンティブ
という給与において、
会社員はインセンティブ少なめ。(固定給)
個人事業主はインセンティブ多め。(成果主義)
となってます。
提案に差は出ないとは思いますが、成果主義の場合、
「身入りの多い保険ばかり提案する」
人がいないとは限らないと思いますので、注意しないとですね…。
5.まとめ
結局、「保険ショップ、乗合代理店はおすすめか?」
ですが、私はおすすめします。
みなさんが保険選びを自身でできればいいんですが、そう簡単なことではないですよね。
そんなときに頼りになるのが乗合代理店です!
難しい保険を、考え方から時間をかけてしっかり教えてくれる場所です。
そして何より忘れてはならないのは、
「納得いかなかったら契約しなくてもいい」
という点です。
保険会社の営業マンだと契約するまで追いかけられますよね。
あれは私もされていい思いはしません。しつこいですよね。
でも、乗合代理店のようにいわゆる「来店型」の保険ショップは「追いかけてればお客さまが帰ってくるものではない」のです。
行きたくなければ、行かなくていいので気が楽じゃないですか?
ぜひお近くの保険ショップを利用してみてください!
皆さんからのご意見ご感想をお待ちしております。
以下は保険ショップの一例ですので、気になる方はどうぞ。